明日への扉
ドックン… ドックン…
待ってる間、心臓の音がどんどん大きく感じる。
部室から、人影が出てきた。
あの肩幅は… きっと篤史。
うわっ、どうしよ。
どんな顔してたら、いい?
うぅっ… 逃げ出したい。
でも、足がすくんで動けない。
人影は、どんどん近づいてきて…
ついに照明の下まで来た。
あっ…れ?
その人は、さっき呼びに行ってくれた人だった。
「あの… 柴田さん、もう帰っちゃったみたいです。」
申し訳なさそうに、頭をポリポリかいてる。
「あ… そう… どうも… ありがと…」
身体の力が、一気に抜けていく。
ヘナヘナと座り込みそうになるのを、必死に耐えた。
「あの、伝言あったら、伝えておきましょうか?」
「いっ、いいの。ホント、ありがとね。」
気を遣ってくれた後輩くんに、どうにかお礼だけ言って、自転車まで戻った。
待ってる間、心臓の音がどんどん大きく感じる。
部室から、人影が出てきた。
あの肩幅は… きっと篤史。
うわっ、どうしよ。
どんな顔してたら、いい?
うぅっ… 逃げ出したい。
でも、足がすくんで動けない。
人影は、どんどん近づいてきて…
ついに照明の下まで来た。
あっ…れ?
その人は、さっき呼びに行ってくれた人だった。
「あの… 柴田さん、もう帰っちゃったみたいです。」
申し訳なさそうに、頭をポリポリかいてる。
「あ… そう… どうも… ありがと…」
身体の力が、一気に抜けていく。
ヘナヘナと座り込みそうになるのを、必死に耐えた。
「あの、伝言あったら、伝えておきましょうか?」
「いっ、いいの。ホント、ありがとね。」
気を遣ってくれた後輩くんに、どうにかお礼だけ言って、自転車まで戻った。