明日への扉
「どうだった?」
待っててくれた二人に、結果報告。
「うーん… やっと、希が勇気出したのにね。」
残念がる、美穂。
「じゃあ、また今度渡す?」
加奈は再チャレンジを勧めてくれたけど。
もう、無理だった。
自分でも、『今日の私は、どうかしてたんじゃないの?』って思うくらいだもん。
今日で、一生分の勇気を使い果たした気分。
あの人影が近づいて来るとき、死にそうなくらいドキドキしたもん。
これが
会えなかったことが、答えなのかな
なんて、また暗く考えてしまう。
そして、手紙も破り捨ててしまった。
待っててくれた二人に、結果報告。
「うーん… やっと、希が勇気出したのにね。」
残念がる、美穂。
「じゃあ、また今度渡す?」
加奈は再チャレンジを勧めてくれたけど。
もう、無理だった。
自分でも、『今日の私は、どうかしてたんじゃないの?』って思うくらいだもん。
今日で、一生分の勇気を使い果たした気分。
あの人影が近づいて来るとき、死にそうなくらいドキドキしたもん。
これが
会えなかったことが、答えなのかな
なんて、また暗く考えてしまう。
そして、手紙も破り捨ててしまった。