明日への扉
つないだ手
部活を引退すると、周りも一気に受験モードになってきた。
高校生最後の夏休みも、テニス部のメンバーと時々遊んだくらいで、後は机に向かっていた。
先の見えなかった私の進路も、何となく絞られてきた。
そしてもう1つ、夏休みに、驚きの出来事があった。
美穂が、山下から告白された。
中学のころから、美穂の事を好きだったって。
「今さらって感じだけど… ねぇ?」
ちょっと迷惑そうに話す美穂も、まんざら嫌じゃなさそう。
ガキッぽかった山下も、バスケを始めてからグッと背が伸びて、カッコ良くなった。
でも返事は、来年の春まで、お預けらしい。
きちんと、それぞれの進路が決まってから、考えたいと。
さすが美穂。しっかりしてるなぁ。
高校生最後の夏休みも、テニス部のメンバーと時々遊んだくらいで、後は机に向かっていた。
先の見えなかった私の進路も、何となく絞られてきた。
そしてもう1つ、夏休みに、驚きの出来事があった。
美穂が、山下から告白された。
中学のころから、美穂の事を好きだったって。
「今さらって感じだけど… ねぇ?」
ちょっと迷惑そうに話す美穂も、まんざら嫌じゃなさそう。
ガキッぽかった山下も、バスケを始めてからグッと背が伸びて、カッコ良くなった。
でも返事は、来年の春まで、お預けらしい。
きちんと、それぞれの進路が決まってから、考えたいと。
さすが美穂。しっかりしてるなぁ。