明日への扉
でもそんな借り物競争も、見てる方は面白かった。



みんなメモを見て、書いてある物をアタフタ探しに行く。



中には先生を連れて行く人もいて、爆笑だった。





「次、柴田が出るね。」



美穂にささやかれ、ギュッと胸が痛む。




アイツの名前を聞くと、やっぱりドキドキする。




何年経っても


慣れないなぁ…。





そして篤史たちのグループが、スタートした。






「…何やってんの? 柴田。」



美穂の声に、私も頷く。




他の人はパラパラと散らばっていくのに、篤史はメモを見たまま動かない。






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