明日への扉
「何で、希だったの?」
控え席に戻ると、美穂が聞いてきた。
説明すると、みんなが爆笑した。
だよね、笑っちゃう。
だけど、美穂は笑ってなかった。
「どうしたの? 美穂。 」
「柴田のメモ、本当にそうだったのかなぁ… 今の希、そんなに色黒じゃないよ。 他の事を、誤魔化したんじゃない?」
そう言われて、返事に詰まる。
私が疑問に思う事を、ズバリ言ってくる美穂。
元々、そんなに色黒じゃない私。
夏休みに室内にいる事が多くて、随分肌の色も戻っていた。
だから色黒の人で真っ先に私を選ぶのも変だし、後輩くんがOKするのも微妙に変だ。
でもメモは、アイツのポケットで。
あの様子じゃ、絶対教えてくれそうにない。
変なトコ、頑固なんだよね。
うーん… 何だったんだろ。
何故、私を連れて行ったのかなぁー…。
控え席に戻ると、美穂が聞いてきた。
説明すると、みんなが爆笑した。
だよね、笑っちゃう。
だけど、美穂は笑ってなかった。
「どうしたの? 美穂。 」
「柴田のメモ、本当にそうだったのかなぁ… 今の希、そんなに色黒じゃないよ。 他の事を、誤魔化したんじゃない?」
そう言われて、返事に詰まる。
私が疑問に思う事を、ズバリ言ってくる美穂。
元々、そんなに色黒じゃない私。
夏休みに室内にいる事が多くて、随分肌の色も戻っていた。
だから色黒の人で真っ先に私を選ぶのも変だし、後輩くんがOKするのも微妙に変だ。
でもメモは、アイツのポケットで。
あの様子じゃ、絶対教えてくれそうにない。
変なトコ、頑固なんだよね。
うーん… 何だったんだろ。
何故、私を連れて行ったのかなぁー…。