明日への扉
その日が、篤史と話せた最後の日だった。










卒業式の時、フッと目が合った私たち。






はにかむような笑顔を見せてくれた篤史に、私はニッコリ笑った。





最後は泣き顔じゃなくて、笑った顔を覚えていて欲しい。












そして迎えた、合格発表。





私は、医学部に合格した。





美穂や山下も、希望の大学に合格。







篤史も




合格して、この町を離れたと…





山下が、教えてくれた。




















< 194 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop