明日への扉
「えっ! ちょっと待って。 先生!石川さんが吐きそうです!」



美穂が立ち上がり、バスの中全体に聞こえる声で叫んだ。



前から先生がビニール袋を持ってきてくれた時


バスは止まり、目的地に到着した。




幸い吐く事はなかったけど、まだムカムカする。



それにクラスのみんなに車酔いした事を知られて、それも恥ずかしかった。




出発する前に、トイレ休憩。




「大丈夫? 希。」



みんなが寄ってきてくれる。



「う…ん。少し良くなってきた。」



外の空気を吸ってたら、ちょっと落ち着いてきた。






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