明日への扉
中学2年

水泳大会

バレンタインの時『同じクラスじゃなければ良かった』なんて思ってしまったせいか。



2年生になると、柴田とは別のクラスになった。



でも美穂と純ちゃんは同じクラスで、すごく嬉しかった。



そして玲子ちゃんという優しい子とも仲良くなり、私たちはいつも一緒にいた。






「ねー、希。この問題分かんないんだけど。」



「あー…。それは、この方程式で…。」




もうすぐ試験のため、昼休みも勉強中。



私は塾に通ってるお陰で、成績は良い方だった。



今までもクラスで10位から落ちた事はない。



だから、みんなの質問に私が答えるスタイルが多かった。





「はぁー…」



大きなため息をついたのは、私。






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