明日への扉
「何で成績優秀な希が、ため息なわけ?」
ノートからチラッと顔を上げて、私を見る純ちゃん。
「試験の前に、水泳大会あるでしょ? それがスッゴク憂うつ。」
「いいじゃん、あんなの。テキトーに泳げば。」
「純ちゃんは運動神経いいもん! 私、絶対ビリだし…。」
体力のない、やせっぽちの私は体育がとにかく苦手。
通知表も、いつも『2』だし。
そしてウチの水泳大会は、全員何かに出場しないといけない。
25メートル泳げるようになったのも、小学校高学年だったのに。
ビリだよ、絶対……。
風邪ひかないかなぁー…。
でも、そんな事を思う時は、絶対ひかないわけで。
身体は元気に、水泳大会の日を迎えた。
ノートからチラッと顔を上げて、私を見る純ちゃん。
「試験の前に、水泳大会あるでしょ? それがスッゴク憂うつ。」
「いいじゃん、あんなの。テキトーに泳げば。」
「純ちゃんは運動神経いいもん! 私、絶対ビリだし…。」
体力のない、やせっぽちの私は体育がとにかく苦手。
通知表も、いつも『2』だし。
そしてウチの水泳大会は、全員何かに出場しないといけない。
25メートル泳げるようになったのも、小学校高学年だったのに。
ビリだよ、絶対……。
風邪ひかないかなぁー…。
でも、そんな事を思う時は、絶対ひかないわけで。
身体は元気に、水泳大会の日を迎えた。