明日への扉
ババロア
「はい、鉛筆置いて! テスト用紙、後ろから集めて。」
チャイムと同時に先生の声が響く。
そして静まりかえってた教室も、一気に騒がしくなる。
「希、どうだった?」
前の席の玲子が振り向いた。
「うーん。まあまあかな。」
「私、ヤマが外れたよー。」
ガックリ肩を落としてる。
「いいじゃん、とにかく終わったんだからさ!」
勢いよく近づいて来たのは、純ちゃんと美穂。
「ねぇー… 希。 来週さぁ…覚えてる?」
上目遣いに私を見た、純ちゃん。
「覚えてるよ!純ちゃんの誕生日でしょ? 何がいい?」
「やったぁー! 覚えててくれたんだ! んーとね… ババロアが良い!!」
「……ババロア?」
美穂と玲子が声を揃え、一緒に首をかしげてる。
チャイムと同時に先生の声が響く。
そして静まりかえってた教室も、一気に騒がしくなる。
「希、どうだった?」
前の席の玲子が振り向いた。
「うーん。まあまあかな。」
「私、ヤマが外れたよー。」
ガックリ肩を落としてる。
「いいじゃん、とにかく終わったんだからさ!」
勢いよく近づいて来たのは、純ちゃんと美穂。
「ねぇー… 希。 来週さぁ…覚えてる?」
上目遣いに私を見た、純ちゃん。
「覚えてるよ!純ちゃんの誕生日でしょ? 何がいい?」
「やったぁー! 覚えててくれたんだ! んーとね… ババロアが良い!!」
「……ババロア?」
美穂と玲子が声を揃え、一緒に首をかしげてる。