明日への扉
「できたよ。こんな感じで、どう?」
「いいわねー、ありがと。 後は私で大丈夫よ!」
上機嫌になった母に椅子を譲り、大きく腕を伸ばす。
「そう言えば、あんたにハガキ来てたわよ。台所のテーブルの上。」
パソコンに顔を向けたままの母の声に促され、台所へ移動する。
「……同窓会?」
ハガキは、中学の同窓会の連絡。
私達の通った中学校が、校舎老朽化のため、改築されると言う。
思い出の学舎があるうちに、20年ぶりに集まろうという通知だった。
「ふぅーん…」
ココアを作り、フーフー冷ましながら、ハガキをチラッと見た。
「希ー。あんたの携帯、鳴ってるわよー。」
リビングに戻り、バッグをあさる。
「希? 久しぶりー。元気?」
懐かしい、でもすぐに分かる親友の声。
「美穂? 久しぶりだねー。 どしたの?」
「いいわねー、ありがと。 後は私で大丈夫よ!」
上機嫌になった母に椅子を譲り、大きく腕を伸ばす。
「そう言えば、あんたにハガキ来てたわよ。台所のテーブルの上。」
パソコンに顔を向けたままの母の声に促され、台所へ移動する。
「……同窓会?」
ハガキは、中学の同窓会の連絡。
私達の通った中学校が、校舎老朽化のため、改築されると言う。
思い出の学舎があるうちに、20年ぶりに集まろうという通知だった。
「ふぅーん…」
ココアを作り、フーフー冷ましながら、ハガキをチラッと見た。
「希ー。あんたの携帯、鳴ってるわよー。」
リビングに戻り、バッグをあさる。
「希? 久しぶりー。元気?」
懐かしい、でもすぐに分かる親友の声。
「美穂? 久しぶりだねー。 どしたの?」