明日への扉
進路
あと二週間。
高校受験の日が、迫ってきた。
中学までは義務教育だけど、高校は違う。
みんな自分の進路を考え始めている。
玲子は洋服関係の仕事がしたいと、服飾科のある学校を選んだ。
純ちゃんは経理関係の資格が欲しいと、商業高校を受験する。
私は…
自分がどんな事をしたいのか、何になりたいのか
まだ分からない。
一生懸命考えても、『これ』というものが見つからない。
だから、普通科を選んだ。
高校三年間で、じっくり考えたい。
美穂も同じ高校を受験する。
私が同じ所を受けると知った時、美穂は驚いた。
「希だったら、もう1つ上のランクに行けたんじゃない?」
「うーん… でも、あそこは大学受験が最初からの目標みたいなトコでしょ? それがねー…」
高校受験の日が、迫ってきた。
中学までは義務教育だけど、高校は違う。
みんな自分の進路を考え始めている。
玲子は洋服関係の仕事がしたいと、服飾科のある学校を選んだ。
純ちゃんは経理関係の資格が欲しいと、商業高校を受験する。
私は…
自分がどんな事をしたいのか、何になりたいのか
まだ分からない。
一生懸命考えても、『これ』というものが見つからない。
だから、普通科を選んだ。
高校三年間で、じっくり考えたい。
美穂も同じ高校を受験する。
私が同じ所を受けると知った時、美穂は驚いた。
「希だったら、もう1つ上のランクに行けたんじゃない?」
「うーん… でも、あそこは大学受験が最初からの目標みたいなトコでしょ? それがねー…」