先生…、して?〜キャラメルみたいな恋。〜
最近いつもの口癖の“恋したーい”も聞かないしさ!!」
『そうだっけ?
恋は今もしたいよ〜!!』
あたしは必死で誤魔化す。
内心、唯に本当のことを切り出せなくて情けなかった。
「いや、ならいいんだけど。
…って!!
わかった!!
舞桜、もう中間の勉強してるんでしょ!?
だから疲れてるんだ!!」
『え、いや…
違うよ!!』
「隠したってだめだよーん♪
舞桜が頭いいのは知ってんだから!!」
唯はそう言って笑った。
あたしはこの時決めた。
テストが終わった時、唯に話そうと。
先生だったよ、と…。
そしてそれとあたしはもう一つ重大なことを忘れていた。
そう、それはさっき唯が言っていた中間テスト。