先生…、して?〜キャラメルみたいな恋。〜
あたしと唯は早速職員室に向かった。
職員室を覗いてみたものの見つからずあたしらは諦めて帰った。
まさか…
ほんとに先生なわけないよね〜…
うん、ありえないっ!!
あたしは自分に言い聞かせた。
それから何日も経つけどあたしはあの人を見ていない。
それはあたしが外に出ないからなのかあの人がいないのか。
もしくはタイミングが合わないだけなのか…
あたしはもう諦めていた。
教師なのか、違うのか…
それすらもわかっていなかったから。
だけどそんな時、あたしが職員室に行くとあの人がいた。
教師だった。
あたしは嬉しさと悲しさ、両方入り交じった気持ちになった。
あたしは見たことを唯には言わず黙っていた。
あれだけ否定したから、言いにくかった。