元ヤンキー弟の後輩~最愛の人~
落ち込んでた私も嫌なことを忘れてちゃんと笑えてると思ってた
私は片付け担当だったから食器をキッチンで洗っていた
ふと気付くと隣に貴志くんが食器を運んできてくれてる
「貴志くんは主役やねんから片付けなくていいよ」
私がそう言うと食器を流しに置きながら
「彩さん何かあったん?」
私の耳元で小さな声でそう言った
えっ!?
どうして…
そうしてるとまた小声で
「大丈夫?」
何で分かるんよ…
私は泣きそうになったけど
精一杯笑顔で答えた
「大丈夫だよ」