終われない夢



「ふらっとねぇ…」



柴谷はしばらく考え事をしたようで、



「あーもー訳わかんねぇ…」


「?」


「もーぐちゃぐちゃだ…」

「……」



訳が分からないのは私もなのに…



「もぅいいや。行くぞ」


「行くってどこに?」


「会議室だよ。オマエ寝ないつもりか?」



柴谷に手を差し出された



「行くぞ」



私の頭もぐちゃぐちゃになってきた



「…ぅん」



柴谷の手を取った






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