終われない夢



「なぜ先生に言って来ないのだね」



警察官の人はいかにも困ったような顔をした



「なにか理由があったんじゃないかね?」


「理由はさっき言った通りです」


「嘘をいっちゃぁいかんよ」


「嘘じゃありません」


「嘘だぁね?」


「嘘じゃありません!」



警察官の人は柴谷をキッと睨み、

チラッと私の方を見た







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