∞嘘∞
大嫌い。
長いような短いような
そんな思い出を回想し終えた俺は
今から30分前
一人部屋で彼女を待っていた。
チャイムが鳴り、ドアを開けると彼女が居た。
凄く怖い顔で、立っていた。
昨日贈ったメールには別れようかと書いたから
きっと凄く機嫌が悪い。
財布が無くなれば誰しもそうか。
「明日、会って話しよ。」
そんなメールを受け取ったもんだから
馬鹿な俺はまだ薄い期待に胸を痛める。
あー、しんどいな。