∞嘘∞



「なんで?」


ヒナノが玄関で靴を脱ぎながら問い掛ける。
一方的なニュアンスで。



「座りなよ。」

「なんで?」

「立ったまんまじゃあれだか」

「違う。なんで別れるん?」



仁王立ちで
彼女は俺を睨みつける。
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