生徒会長のキッス♪
「ふーん。まあ美桜はそのファンクラブにいじめられることはないだろうな。俺がいるし。」
「なんで?」
そう言い切れるんだろ?
とっくに殴られたっていうのに。
目もつけられているのに。
すると急に神尾仁があたしの手を掴んだ。
「ちょっ………」
あたしの腕は神尾仁に強く引っ張られる。
足元がふらつきその勢いで何かにぶつかり目の前が暗くなる。
ぶつかったのに全く痛くない。
ほんのりとした落ち着く暖かさが感じられる。
「うそ。」
神尾仁の腕があたしの背中を包む。
「この前は守れなくてごめん。」