生徒会長のキッス♪

「前まで会うのも話すのも話しかけられのも一緒にいるのも嫌だったのに最近は平気になったっていうか……って感じ?」




「ただそれってその人に慣れたってだけなんじゃなくて?」






「うん。そうだと思ってたんだけど……」






「思ってたけど?」






「今はそれ以上を求めちゃうの。」






すると奈都が急に目を見開いた。






「嫌じゃなくなったっていう感じからもっとそうして欲しいっていう欲望みたいになってきちゃったの。」






奈都は横でただ黙ってあたしの話を聞いてくれている。






「会いたいとまではまだ思わないけど、今何してるかな。とか、どんな顔してるのかな。とか、どこにいるのかな。とかそういうことを考える時間が日に日に多くなってるの。」






「うん。」






「あたしに気があるみたいないい方されても、前みたいに簡単にスルーするどころか心のどこかで受け取っちゃう自分がいるの。」






「うん。」






「これってどうなの?…………コイ……なの?」


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