生徒会長のキッス♪
「うー……ん……それだけじゃまだなんとも……」
どもっている様子を見るとだいぶ奈都は困ってるみたいだった。
「他には?」
「他?」
「うん。」
「他というと?」
「う~ん……なんて言うか……そう思い始めたきっかけ?みたいなやつ。それぐらいはあるでしょ?」
ハキハキと展開を進めてくれる奈都がすごく大人に見えた。
あたしもそれについていこうと答えを探した。
「あの……」
「ん?」
「きっかけかどうかはわからないんだけど、多分そうじゃないかなっていうことを話すね。」