生徒会長のキッス♪
気が付けばあたしの靴の先とあいつの靴の先の距離がだんだんと近づいている。
でも今のあたしはそれに対して何もすることができなくて、ただ黙って俯くことしかできなかった。
「おい。」
「きゃっ!!」
あいつはあたしの頭にポンっと手を乗せ耳元で呟く。
「俺のこと何て呼んでくれるんだっけ?」
あまりの恥ずかしさにあたしは口をパクパクとしか動かせなくて自分が思うように言葉を出すことができない。
「ん?なんだって?」
なのにこいつはそんなことを言って面白がっている。
距離が近すぎて心臓の音がやばくなる。