生徒会長のキッス♪

「はぁぁぁぁー?」





いつの間にかあたしは反射的に素っ頓狂な声を出していた。





「これ美桜が俺のことを呼び捨てしてくれたご褒美。」





「は?どう考えたってこんなのお仕置きにしか思えないんですけど。」




「どーせ照れてんでしょ。」





「照れてなんか…ないんですけど///」




図星を突かれすぎて途中口が動かなくなった。




「え、図星?」





「………」





「…まじかよ。」





そう言って小さくため息をしたところをあたしは見逃さなかった。





「んな図星のはずないじゃん!!」





そう言いはなってあたしは勢いよくベットから立ち上がり、そのまままっすぐ入り口のドアに手をかけた。





「付き添いしてくれてありがとう。もう大丈夫だからあたし帰るね。」





そしてあたしは保健室から出た。






ほっぺにチューとかあいつにとってはちっぽけなことかもしれない。



けどさ、あたしにとっては大きなことなんだよ。



それをあんなふうな軽くしちゃうってことはあたしはそういう対照じゃないってこと。


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