生徒会長のキッス♪
「どういうこと?」
振り向くとすぐそこには仁の顔があった
あまりの驚きと恥ずかしさにすぐに前に向き直った
「俺が柿崎に美桜を呼ぶように言ったから」
「……ますます意味わかんないんですけど」
「まあ、生徒会長っていう権限をうまく利用したって話」
「つまりあの外面使ったってことか」
そう言うと仁がふっと笑う
その息がちょうどあたしの耳元に届く
「なーに顔赤くしちゃってんの?」
「べべべ別に顔なんて赤くないし!!」
とは言いながらも体温が上昇しているのがわかる