生徒会長のキッス♪
俺は気づいていたんだ
俺の中での美桜が“興味がある女”だったのが“好きな女”に変わっていたことに
それまでの俺は告白されたら付き合う
けど結局は別れるという付き合い方をしていた
だから女にときめくこともなかったし、“好き”という感情が芽生えなかった
こんな俺が気持ち悪いほど美桜のことを考えていた
だけど美桜の俺に対する態度は冷たいもので
「ありえない」
「最悪」
これが美桜が俺といるときの口癖だった