生徒会長のキッス♪
♪7thキッス♪
彼氏様
「2年D組長沼美桜さん。至急生徒会室に来てください。もう一度繰り返します……」
いつもの仁からの呼び出しの放送が校内中に響き渡る
変わりのないあたしの日常の一種となってしまったこの放送
今日のあたしにとっては昨日までのものとは全く違うもののように思えた
あたしにとっての仁の存在が変わったから?
もしかしてあたしかなり意識してる?
「………ぉ……み………お………美桜!!」
「はい!!」
「もー…彼氏の美声に酔うのもほとほどにしてよね?」
「え?あたしそんなに放送に聞き入ってた?」
「かなりね。一人どっかの異世界に飛んでってたよ」
奈都は少し呆れ気味に溜め息をついていた