生徒会長のキッス♪
「意外に美桜ってそういう経験とかないんだ。」
嫌みたっぷりの笑顔で返された。
「まぁ……あたしあんまり男子に興味なくて。」
あたしは男子=神尾仁という意味で言った。
「ふーん。そうなんだ。」
だんだんとあたしと神尾仁の距離が縮まってくる。
「だから俺の顔見ても何の反応も示さないわけか……なるほど。」
神尾仁の顔が今日見た中で一番の笑顔になった。
その顔を見た瞬間あたしは嫌な予感がした。
そう思った瞬間