生徒会長のキッス♪
っはあ!?
やっぱりこいつおかしくない?
「あたしあんたの彼女になった覚えなんかないんですけど。」
ギロっとした目つきであたしは神尾仁を睨んでやった。
「っは?何?この状況で俺に反抗してくるんだ。」
ふーんと言った顔であたしを見つめてきた。
「反抗って……ただあたしは本当のこと言ったまでじゃん。」
「美桜かわいくない。」
その言葉にあたしは頭にきた。
確かにあたしは自分のことかわいいとか思わないよ?
でもさでもさ。
普通女の子にしかも真っ正面から“かわいくない”とかありえないでしょ。
そう思っていた束の間。
急にあたしの唇の自由が奪われた。