生徒会長のキッス♪

「だからあたし陽さんは神尾仁の尻に敷かれてるんじゃないかって思って同情してたんだよねー。」





「ぷっ」





陽さんが急に吹き出した。


そして今度は腹を抱えながら笑い出した。





「おい。何がおかしいんだよ!!」





不機嫌な顔で今度は陽さんを睨みつけていた。


あたしの頭の上には“?”がいくつも浮かんでいる。





「いや………わりぃわりぃ。だって……ハハッ…美桜ちゃんいいとこ付きすぎてて。」





「やっぱりそう思っちゃいますよね?普通。」





「思う思う。」





あたしは陽さんと意気投合した。


そんなあたし達を神尾仁は白い目で見ている。





「おい!!お前らいい加減にしろよ!!」





そう言って陽さんの手を引っ張って屋上から出て行ってしまった。


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