生徒会長のキッス♪
俺は驚いてドアの方を向いた。
するとそこには美桜の親友の奈都ちゃんが息を切らしながら立っていた。
「どうかしたの?」
正直普通なら表の顔でいられないところだけどここは我慢をしておく。
でもよく奈都ちゃんを見てみると様子がおかしい。
「…仁様……ハア…ハア…助けて…下さい……ハア…美桜が……美桜が……」
その言葉を聞いて俺はひどく反応した。
「美桜が?おい、美桜がどうかしたのかよ?」
俺は奈都ちゃんの肩を揺らしながらいつの間にか大声を出していた。
「美桜が……金髪の3年の先輩に呼び出されたっきり帰ってこないんです。」