生徒会長のキッス♪

「陽さんこそ。」




「俺は仁を眺めに来た。」




口元がほんのり開くような笑顔で返された。


あたしはこの笑顔だけはどうも弱いらしい。


見ただけでホッとしてしまう。





「神尾仁を眺めに来たってどういう意味で「キャーーーー仁様今日もかっこいーーー!!」





あたしは女子の悲鳴に近い声が聞こえてきた方を見た。





「うそ」





そこにはあたしが見たことのない神尾仁がいた。


その姿にあたしは目を奪われた。





「驚いた?」





陽さんが後ろからあたしの耳元っ囁いた。





「驚いたも何も……





神尾仁って

サッカーできるんですね。」


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