【実話】星になったキミへ
健、私、健の優しさをとても感じているよ。

同情でも何でもいい。

健が、私のことを思ってくれている。


「健、来るのイヤだったでしょ?」


あんまり、触れたくないトコだけど、何で健が来てくれたのか、知りたい!!


「んー。イヤだったけど、やっぱ、りんが心配だったからさ。」


「それって、どういう意味?」


「だからー、心配だったの!」


「何で、心配してくれるの?健からしたら、関わりたくない女でしょ?」


自分で言ってて、悲しくなる。


「そりゃ、精神科なんかにかかるような女、本当は関わりたくないよ。でも…気になるんだ。りんの病気だって、ネットで調べた。父ちゃんと違う事は、わかったよ。」


調べてくれたの?


「どうして…?」


「そりゃ、わかってやりたいから。」


「だから、どうして…?わかってくれようとするの?」

ボソッ
「……りんのことが、好きだから。」


「え…?今、何て…?」


「これ以上、聞くな!」


「…はい。」


涙がこぼれる。


゛健が、私のことを好き″


神様、有り難うございます!


最高のプレゼントです。


これ以上幸せな事はありません。


あの時、ICUで聞いた

『愛してた』


が、現在進行形になったよ。
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