【実話】星になったキミへ
郁はニヤッとすると、



「それが、私の秘密…」



と、得意そうに言った。


「はぁ!?秘密って…。私、郁とずっと一緒じゃん!いつ切る暇があるのよ!わかんないよ!」



「知りたい??」



「その前に、切ったらダメじゃん!治すために入ってんのに、意味ないじゃん!」



「りんには、わからないよ…」



今度は、郁は寂しそうに言った。



郁に、何があったんだろう…



「郁、待って。一つずつ聞いていくよ。」



「うん。」



「何で、どこで切ってるの??」



「りんにも、盲点だったか…あのね、切ってるのは、りんが寝てる時。そして、道具は…」



「道具は…??」



「タンス!!」



「はぁ??タンス??」



ますます、わからない。
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