【実話】星になったキミへ
任意入院とは違い、医療保護入院は、自分の意思、判断では退院ができない。



母の許可が必要だ。


私は、電話をかけて、母を呼び出した。



「りんちゃん、話って何??」



母は、急いで病院へと駆けつけてくれた。


「お母さん、私、ここにこれ以上いると、頭おかしくなっちゃうよ…退院させてよ。」



私は、涙ながらに母へ訴えた。



「もう、このまま連れて帰ってよ…もう無理。ここには、いたくない。」



一度、無理だと思い始めると、そう思い込んでしまうのが、私の性格だ。



゛とにかく、退院したい″



すると、母は、



「りんちゃんが、おかしくなっても、困るし…わかりました。先生に言ってみます。」



「本当に!?」



「でも、これだけは約束して。もう、二度と薬や、自殺未遂はしないで!いい?」



「うん。わかってる。この二週間で、私変わったよ。もう、絶対にしないから。」



「じゃぁ、先生の所に行ってくるから。お部屋で待ってなさい。」


「はーい。」

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