【実話】星になったキミへ
「だけど、車検は出さないといけないでしょう??」



「でも、お金がない。」



言い切られてしまった。



「じゃぁ、どーするの??」



「だから、どーしよーもないんだよ!」



「……………」



会ってから、いきなり険悪なムードになってしまった。



『私が出すよ!!』



って、言いたい!!



でも、そんなお金、私も持ってない。



険悪なムードを吹き飛ばすように、



「とりあえず、何か食べに行こうよ!」



私の提案に健も乗ってきた。



「うん。りん、何食べたい?」



「えっとね…パスタ食べたい!!」



「了解。」



「その後、ホテルでゆっくりしようよ。」



私から、言い出した。



「俺も、りんとしたかった。」



健が耳元でささやいた。



私は、その甘い囁きに酔ってしまいそうだった。


゙嬉しい!健…″



「私が、入院してる間、誰ともしてないでしょうね!?」



「してないよ。相手がいないし…」



相手がいたら、するのかよ!と、思ったが、



「良かったー!」



とりあえず、誰ともしていない事に、安心した。


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