【実話】星になったキミへ
外に出ると、ドライバーさんがもう来ていた。



急いで車に乗ると、



「イレブンの203だから。」


「わかりました。」



「10分前に、コール入れますから、着替えて下りて来て下さいね。」



「はい…」



ホテルに着くまで、ドライバーさんは世間話をしていたが、全然頭に入らない。


10分程走ると、ホテルに着いた。



私の初めてのお客さん。


とにかく、キャンセルだけは、免れたい。



ドキドキ…ピンポーン…ガチャ



「こんばんはー。さくらでーす。」



出て来たのは、50代位のおじさん。



私を上から下まで舐めるように見ると、



「入っていいよ。」



ホッ 良かったー。

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