【実話】星になったキミへ
健には、当分、夜のバイトが忙しい…と、言っている。



「何のバイト??」



とは、聞かれたが、



「荷物の梱包。」



と、嘘をついている。



健も、嘘には気付いているはず。



でも、私がお金を持つ…と、いうことは、健にもお金が回ってくる。



だから、それ以上何も突っ込んでこなかった。



それをいいコトに、私は、店の定休日以外、ガッツリ入った。



生理中は、海綿をアソコに詰めて、乗りきった。



連日の出勤で、心も体もぼろぼろだったが、お金のため…と、自分に言い聞かせた。



でも、心はついていかないんだよね…



私の心は、段々ときしむように、壊れていきはじめた。



健のため、健のため…と、1ヶ月で稼いだお金は、しめて、183万円にもなった。


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