【実話】星になったキミへ
「弁護士さんに相談したら、36万円で破産手続きしてくれるって。」



「36万円なんて、持ってないよ…。」



「弁護士費用は、出してあげるから。」



「……………。」



「りんちゃんに、これ以上の借金はしてほしくないから。お願い…。」



自己破産……………。



私の中では、とても恥ずかしいコトだ。



でも、遊びにかまけて借金を払わなかった私が悪い。


でも、お母さんは私に激甘だから、払ってくれると思ってた。



だから、督促状が来ても放置していたのもある。



結局、私は『他力本願』なのだ。



「ブランド品は、質屋に売りましょう。」



!!



「それだけはイヤ!自己破産は仕方ないけど、それだけは、イヤだ!!絶対、手放さないからね!!」



せっかく手に入れた物。


手放してなるものか!!


< 161 / 315 >

この作品をシェア

pagetop