【実話】星になったキミへ
いつしか、私はデリを辞めていた。



ママは、



「また、お金が欲しい時は何時でも来てね」



と、言ってくれた。



その言葉で、気が楽になった。



゙また、ピンチの時はデリに戻ればいいや…″



自己破産はしたものの、買い物依存症がすぐに治るわけもなく。



欲しい…!と、思った物は母を説得し、買ってもらうようになった。



限度額が高い…と、いうコトから、自分で買ってた頃より、高額な買い物をするようになった。



一回のショッピングで使うお金は、200万〜300万。


全て、母や父のカードで買っていた。



健と一緒に買いに行くコトもあった。



健が欲しいと言った物は、全て買い与えた。



自分で買う時とは違い、親のお金なので、そこまで物に執着を持つコトもなく、自分の持ち金が無くなると、質屋に入れた。



そして、そのお金で健とパチンコに行く日々。



本当に、『堕落』していた。



自己破産の次は、『親のすねかじり』。



父曰く、



「りんには、この家がもう一件立つ位、お金を使ってる。」


だそうだ。

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