【実話】星になったキミへ
お風呂から上がると、ちょうどご飯が来た。



もちろん、ワインも。



来たのは、パスタと赤ワイン。



「とりあえず、乾杯しますか。健、ワイン開けてー。」



「はいはい。」



ワインを開けるのは、いつも健の役目。



私のおかげで健は、ワインを開けるのがとても上手だ。



「じゃぁ、お疲れ様ー。」



「お疲れー。」



私は、パスタもそこそこにワインを飲みまくる。



日頃のストレスが効いてるな………。



「健ー。私達、いつになったら、彼氏彼女に戻れるのー?」



絡み酒突入。



「んー。そうだな…。ま、その内…。」



「その内って、いつ!?もう、一年以上経ってんだよ!この曖昧なカンケー!こんなに、健のコト、愛してんのにー!」



「……俺はさ、もう戻ってもいいかな…って、思ってんだ。りんといるのは、やっぱ楽しいしさ。ただ、言うタイミングがなくて…。りん、ずっと忙しかったじゃん。」



…………………。



それに関しては、何も言えない。



確かに、お金は渡してるけど、健のコトほったらかして、飲み歩いてた。



だけど、健の言葉は嬉しかった。


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