【実話】星になったキミへ
フロントに連絡すると、二つ返事でOKだった。



これからここ(店)で、何されるかも知らずに…。



「じゃぁ、俺が吸うからよう見とき。」



「はい。」



そう言うと、男はおもいっきりパイプを吸った。



そして、しばらく溜めてから、フーッと吐き出した。


「へー。そうやってするんだ。」



当然ながら、初めて見た。



「いい?肺に入るまで吸い込んで、そして息を止められなくなってから吐き出す。してみ。」



私は、おそるおそるパイプを借りた。



私の中で、自分は薬に強いから大丈夫。



効かない…。



と、いう変な自信があった。



゙これくらいじゃ、効かないと思うけど…。″



そう思い、息をおもいっきり吸った。



そして、止める。



息が止められなくなるまで我慢。



そして、フーッと吐き出す。



すると、途端に、ふわふわしてきた。



私は思わず、



「え!?何!?これってもしかして効いてんの!?」



「もう効いてきたんか。やっぱ、慣れてないと早いな。どんな感じ??」



「え…と。何て言ったらいいのかな…。ふわふわしてて、ボーッとする感じ。体が軽いのー。」



「じゃぁさ、これはどう??」


そう言うと、男は私の腕を指ですーっとなぞった。


「あっ。」



私は、敏感に感じてしまった。



ただ、なぞられただけなのに…。



それも、腕だよ…??



「な、気持ちいいやろー。」


「ホントだね。」



そう言うと、私はベッドに横になった。
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