【実話】星になったキミへ
「あっそう!じゃぁ、飲みに行くの!?」




「………。行ってほしくないんでしょ??」




「あったり前じゃん!悪いけど、そこまで人間できてないよ!!」




「………。わかったよ。行かないから…。」




健は、少し寂しそうにそう言うと、メールを返信し始めた。




私、間違ってないよね…??



「ほら。これでいいだろ?」



送信BOXを開くと、そこには、



『ダイビングの資格、おめでとう。お祝いしてやりたいんだけど、ごめん。俺、今りんと付き合ってるから。飲みには行けないや。ごめんな。』




と、書かれていた。




゙りんと付き合ってるから。″



って言ってくれたコトが嬉しかった。



「うん。いいよ。断ってくれて、アリガト。」




ホントは、アドレス消してって言いたかった。



もう、連絡取らないでって、言いたかった。



でも、これ以上、健からかすみちゃんを奪ったらいけない気がして…。



言い切らなかったんだ。


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