【実話】星になったキミへ
「ねぇ、りんちゃん。」



「何ー??」



「健とは、上手く行ってんの??」



「来たその質問ー。んー。どうかな??昨日もケンカしたし。」



「それで、やけ酒かぁ。」



「っ!!違うよ!!」



「それで?何でケンカしたの??」



「んー。よくあるコトよね。私が、元カノに嫉妬したの。」



「元カノって……。」



「そう。かすみちゃん。」



「あー。健がはまってた子ね。」



「そ。」



さすが、情報通のまこちん。



よく知ってるコト。



「まぁ、あの子への健のハマり方は普通じゃなかったから。嫉妬しても、おかしくないんじゃない?」



「………………。」



「……。そんな後ろ向きなコト考えないでさー。」



「何?」



「二人の未来の話しない??」


「二人って…。誰と誰??」



「俺とりんちゃんに決まってんじゃん!」



「そうねー。未来、あるのかなぁ。」



「そんなコト言うなよ!あるに決まってんじゃん!!」





「……。まこちんは、何であたしにこだわるの??他に言い寄ってくる子、いるでしょーに。」



すると、まこちんは、今まで見せたコトのない真剣な表情をすると、





「りんちゃんを守りたいんだ。」




「え……?」



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