【実話】星になったキミへ
こうして、私達の人に言えない関係が始まった。




健のコトは好きだよ。



愛してるよ。



でもね、愛しすぎて辛いの。



どこかで羽根休めなきゃ、私は、飛べなくなっちゃうよ。



そして、もう一つは、『健への仕返し』。



健のかすみちゃんへの想いを感じとってしまったから……。



健がかすみちゃんと逢ってなくても、心の中にはいるんでしょう??



それって、立派な浮気なんだよ。



それだけでも、『罪』なんだよ…。



まだ、お金払って風俗行かれた方がマシだよ。



この日、私は初めて、健以外の男の人に心を委ねた。


この日は、体は求められなかった。



まこちんは、ただ、静かに私の話を聞いていた。



私は、全てを話した。



精神科、風俗、借金、自殺未遂。



これで引かれたら、それまでだから構わない、と思った。



お酒が入ってるコトもあったんだと思う。



まこちんは、こんな私を愛してくれる…と、言ってくれた。



健以外で、初めて、私の全てを受け入れてくれる男の人ができた。



私達は、これから罪を重ねていくのだろう。



きっと、肌を重ねる度、愛を語る度に、罪は重くなっていく…。



それでも、この関係が、今の私達には必要だったのだろう。


この時は、想像もしなかった。



また、アレが私を待ち受けているとは夢にも思わずに…。

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