【実話】星になったキミへ
ふと、枕元を見ると、そこには見覚えのある物が置いてあった。



Hに夢中で気付かなかったが、これは、まぎれもなく『アレ』だ。



すかさず、私はまこちんに聞く。



「まこちんッ!!これって、もしかして…」



「ああ。コレ??」



「もしかして、してるの!?DRUG!?」



「ああ、うん。してるよ。」


「えー!?マジで!?」



「うん。マジ。そんなに、びっくりするコトかなぁ?」



「驚くに決まってる!!」



だって、捕まるんだよ?



「健は、しないの??」



「すッ、するわけないじゃん!」



「へー。以外。りんちゃんは??」



「反応見てわかんない??するわけないじゃん!!」



「そうなんだ。りんちゃんって、薬のコト詳しいから、してるかと思った。」



「私が詳しいのは、医薬品だけです。」



「ふーん。どう??してみる??」



「えっ!?いや…いい。しない。」




「えー!?せっかくだから、すればいいじゃん!!」



「だって…。ほら、やっぱ高いでしょ!?だから、いーよ。」



精一杯の逃げ文句だった。


すると、まこちんの口から、もっと驚く言葉が返ってきた。
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