【実話】星になったキミへ
まこちんは、得意そうに笑みを浮かべると、



「全ッ然いいよ!だって、俺、育ててるし。」



「は!?今、何て言った!?」



「だから、自分で育ててるんだって。」






えーーーーーーーーーー!!




「マジで!?どうやって!?」



「普通に、クローゼットの中で育ててるよ。」



「えーーー!!そんなコトしちゃいけないでしょッ!?何考えてんの!?」



「だってさ、売人から買うよりも、自分で育てる方がいいじゃん。金かかんないし。」



そりゃ、常習の人はそうだろうけど…。



理にはかなってるけど…。



「捕まるんだよ!?」



「へーき、へーき。そう簡単には捕まらないって。」



「けど…。やっぱ、怖いよ…。」




「大丈夫だって。りんちゃんって、以外と怖がりなんだね。」



「だって、私ってただでさえ薬中じゃん!この上、DRUGなんてやったら、もう、廃人になると思うから…」



「大丈夫だよ。そう簡単には廃人にはならないよ。俺なんて、薬中歴5年だよ?上手にDRUGと付き合っていけばいいんだって。」



「このコト、彼女は知ってるの??」



「もちろん。あいつは、俺ん家来る度ヤってるよ。俺より常習かも…。」



ガクッ。



せっかく、逃げれた…と、思ったのに…。



私、DRUGなんて、したくない!



でも、ダメだ……。



誘惑に勝てそうもない。



ここでヤってしまったら、私は一生DRUGから抜けれないだろう。



もしくは、一生、病院の中だ。



あの時の、気持ち良かった感覚が甦ってくる。



ダメだ!



しちゃいけない!



絶対、ダメー!!
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