【実話】星になったキミへ
私は、ドアを閉めると、一気に肩の力が抜けた。



頭の中は、DRUGとまこちんのコトでいっぱいだ。




どうして………。



頼れる人ができたと思ったのに………。




何で、DRUGしてるの……??



やり場のない怒り。




それと同時に、寂しさも込み上げてきた。



所詮、人の男。




私のモノではない。



確かに、まこちんといる時は、愛を感じる。



一緒にいる時だけは、私のモノだと思える。



私を見てくれてるという安心感がある。



健といる時は、今まで一度も安心したコトはない。



『愛されている』と、余裕を持ったコトもない。



私はいつまでも、片想いのままで健を追いかけ続けている。



だからこそ、健のコトをここまで愛せているのかもしれない。

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