【実話】星になったキミへ
私は、



「えっと…。そこで、まこちんに会ってさッ。一人だったから、付いて来ちゃった。」



と、一応の言い訳をした。


私の言い訳に、健は、



「一人だったからって…。何で、りんがまこちんと飲むんだよ!?」



゙ヤバ…″



緊迫した空気。




すると、まこちんが、



「ゴメン、ゴメン。俺が、りんちゃんに彼女とのコト、相談したくてさッ。無理やり誘ったんだよ。なッ、りんちゃん。」



まこちんの言い訳に、私は、



「そうそう!まこちん、彼女とのコト、悩んでるんだってー。それで、私が女心を教えようと思って。」



無理やりまこちんに合わせる私。



すると、健は、



「なんだー。そっか。りんでも役に立つコトがあるんだな。じゃぁ、まこちんの相談終わったら、俺達の席に来いよ。」



「はーい。」



そう言うと、健は、友達の席に戻って行った。



私とまこちんは顔を見合わせると、



「ふーっ」



と、二人で胸を撫で下ろした。



ヤバかった。



今のは、ヤバかった。



ホントに頭の中が真っ白になったよ。



まこちんのお陰でたすかった。
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