【実話】星になったキミへ
私達は、健達から離れたテーブルに座ると、



「まこちんー。ありがとー。」



「いやー。俺も、さすがにびっくりしたよ。健の姿が見えた時は、もうダメだと思ったね。」



「だからー。ホント、まこちんの機転で助かったよ。ありがとー。」



「だてに修羅場くぐってませんから。」



私達は、10分程話すと、


「じゃぁ、健のトコ行くね。」


「帰りどーする??」



「もう今日は無理だよ。」



「だよな。わかった。んじゃ。」



「バイ。」



私は、まこちんと別れると、健達のテーブルに向かった。



「あれ!?りん。早かったな。」



「なんかねー、ただののろけ話だったよ。」



私は適当に言うと、



「そっか。」



健も深くは聞いて来なかった。



「ところでさッ、何でここに居るの??」



「俺??」



「そ。飲みに行くなんて聞いてない。」



「だって、りんの携帯、電源入ってなかったから。」


「えっ!!マジ!?」



「うん。見てみ。」



慌てて携帯をチェックする私。



すると………



「ホントだー。バッテリー切れだ。」



「だろ??連絡しようにも出来なかったんだよ。」



「明日、仕事休みなの??」



「だよ。」



「そっか。じゃぁ、ゆっくり飲めるね。」



「うん。」



私はグラスを取ると、



「じゃぁ、かんぱーい。」


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